一般社団法人 日本糖尿病合併症学会

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ごあいさつ

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ごあいさつ

糖尿病の合併症ならびに併存症の克服を目指して
一般社団法人 日本糖尿病合併症学会 理事長 稲垣暢也

一般社団法人 日本糖尿病合併症学会 理事長 稲垣暢也

 「日本糖尿病合併症学会」は、前身である「日本糖尿病性合併症研究会」が1987年に設立され、坂本信夫会長の下で第1回研究会が開催されました。1998年5月20日、日本糖尿病学会総会において分科会として承認され、「日本糖尿病合併症学会」が誕生しました。同年12月、第12回日本糖尿病性合併症研究会に続き、最初の日本糖尿病合併症学会年次学術集会が第13回として堀田饒会長の下で開催されました。初代幹事長を堀田饒先生、第2代を齋藤康先生、第3代を羽田勝計先生が務められ、2015年4月1日に法人化され「一般社団法人日本糖尿病合併症学会」が誕生し、初代理事長を羽田勝計先生、第2代を中村二郎先生が務められました。このように、歴代幹事長・理事長のご尽力により、当学会は着実な発展を遂げてまいりましたが、2023年10月21日に私が第3代理事長に就任することとなりました。

 日本糖尿病学会が掲げる糖尿病治療の目標は、糖尿病のある人が「糖尿病のない人と変わらない寿命とQOL」を実現することであり、そのためには糖尿病合併症の発症・進展を阻止することが最も重要です。近年の治療法の進歩により、細小血管症や大血管症といった糖尿病合併症は減少傾向にあるものの、いまだに重症化を招いているケースが少なくありません。また、糖尿病合併症の発症・進展予防に重点を置いた治療法の選択、エビデンスの確立など、解決すべき課題も多く残されています。さらに、わが国は未曽有の超高齢社会を迎え、サルコペニア、フレイル、認知症、がんなど様々な併存症が増加しており、その予防や管理といった新たな課題への対応も求められています。このような背景のもと、本学会は、糖尿病合併症ならびに併存症の克服を目指し、そのための研究・診療の進歩・向上をはかるべく、引き続き積極的な活動を展開してまいります。糖尿病診療に関わりのある多くの皆様におかれましては、本学会の活動にご参画いただくとともに、本学会の更なる発展にご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

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